人を動かす
二回目の更新から随分と時間が空いてしまいました笑
やはり毎日更新というとハードルがあがりすぎるので、毎週土日にまとめて更新しようかなと思います。笑
安心してください!本は毎日読んでおりますので!
さて今回ご紹介させていただくのは、あまりにも有名すぎるのですがDカーネギーの「人を動かす」です。
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
- 購入: 174人 クリック: 3,319回
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あらゆる自己啓発本の原点とも言うべき本書は、1937年に初版が発行されると瞬く間にベストセラーとなり、累計で1,500万部を売り上げた。『How to Win Friends and Influence People』は初版の発売当時と同じように今日でも十分通用する内容となっているが、その理由は、著者のデール・カーネギーが決して変わり得ない人間の本質を理解していたからに他ならない。著者の信ずるところによれば、経済的成功の15パーセントは専門的知識から生み出されるが、残りの85パーセントは「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、そして人々の熱意を引き出す能力」によるものとなる。人と接する際の基本的な原則を基に、自分が重要視され、評価されていると相手に感じさせるようなスキルを教示する。また、操られていると相手に感じさせないようにしながらつき合う基本的な手法にも重点を置いている。カーネギーは、誰かに自分が望むことをさせるには、状況を一度自分以外の視点に立って観察し、「他人の中に強い欲望を喚起させる」ことで可能になると述べる。更に本書を通じて、相手に好かれる方法、自分の考え方に相手を引き込む方法、相手の感情を害することなく、あるいは恨みを買うことなくその人の考え方を変える方法を学ぶことができる。例えば、「他人にその考えが自分のものだと感じさせる」方法、そして「まず自分の失敗について語ってから他人を批判する」方法などである。また、歴史上の人物、産業界のリーダー、そして市井の人々の逸話を交えながら、著者の論点が分かりやすく解説されている。(Joan Price, Amazon.com
自己啓発本の源流と言われる本書ですが、どちらかといえばハウツー本だなーと思いながら読み切りました。
この本の特徴としては人間関係(社交術)について非常に分かりやすく、そして何にでも応用が利く手法を取り扱っているところかなと思います。
仕事がら営業のビジネス本や会話術なども多く読みますが本書を読了後に読むと一層理解が深まるので、ビジネス本の入門書として多くの人に、なるべく早めに読んでみて頂きたい一冊です。
- 人とは
- 人を動かす
- 人に動かされてみる
1.人とは
カーネギー氏は「人」とは
- 自尊心が強く
- 間違いを認めず
- 関心の多くは自分ごとにあり
- 自分の立場に固執し
- 承認欲求の塊である
というような厄介な存在である事を本書の端々で言っております。
見ていて自分もそうだな。と思いました。だって人間だもの・・・
2.人を動かす
本書でカーネギー氏が伝えていることは「人の立場に立つ(相手の気持ちを考える)」
なので
前提条件として上記のような人間性を理解していれば、自ずと本書のような行動のようになってくるんだろうなと思います。
だって皆無駄にことを荒げたりなんてしたくないですものね。
ただそれだけでは味気ないので例をあげてみます。
- 自尊心が強く とりあえず褒める!
- 間違いを認めず 間違いを否定しない!相手に気づかそう!
- 関心の多くは自分ごとにあり 隣の国の戦争より、今日の夕食の話をしてあげよう!
- 自分の立場に固執し 相手を攻撃してはいけない!自分も同じであると強調しよう!
- 承認欲求の塊である あなたの存在が私やこのプロジェクトにとってどれ程重要なのか、口に出して言ってあげよう!
こんな感じで非常に分かりやすく数々の体験談を交えて合計30の人を動かす方法を教えてくれます。
3.人に動かされてみる。
カーネギー氏は本書の中でこう述べています。
およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だとは思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを心得ておかなければならない。
おまけに1.人とは に書いてあるように大変厄介な存在ですしね・・・
でもそれが人間なんですよね、そして相手がそうであるということは、自分もそうである。ということです。
相手を知り、自分も知る。
何かうまくいかないことがあったときは相手にばかり原因を求めるのではなく、自分の行動原理も一度考えてみて、人に動かされてみるのも時には大事かもしれないですね。